勝手口とは、玄関とは別に、主に台所に設けられた出入口のことです。以前は一戸建てには当たり前だった勝手口ですが、最近は設置しないお家も増えてきました。そんな勝手口のメリットとデメリット、設置する際の注意点をご紹介します。
メリット
出入口が増える
・生ごみなど、他の部屋から玄関への動線を使わずに直接屋外に出せることができます。室内に長時間保管することもなく手軽にゴミ出しができます。
・お買い物をした荷物を、キッチンに直接運ぶことができます。
・地震や火災など、万が一のことが起きた場合、非常口として役立つことがあります。
採光と通風
・ガラス付きの扉にすれば、暗くなりがちなキッチンに光を取り込めます。
・においが発生しやすいキッチンの換気をする時に役立ちます。
デメリット
防犯面で注意が必要
・人目につきにくい場所にある場合、侵入経路として狙われることもあるので注意が必要です。
対策
→2重ロックやサムターンカバー等によるピッキングやサムターン回しの対策
→割れにくい防犯ガラス、音砂利やセンサー付ライト、防犯カメラ等の設置
断熱性能低下等で寒くなりやすい
・開口部が増え、断熱性や気密性が低下し、冬場は冷えやすくなってしまうことがある。
対策
→断熱性や気密性に優れたドアを選ぶ
スペースを取られる
・ドアの前にモノや収納家具が置けない
費用がかかる
・勝手口の設置費用のほか、それに合わせて通路や階段を作る等の外構費用や防犯対策等のコストがかかる
設置のポイント
スペースや動線を考える
・駐車場から勝手口が近かったり、勝手口からごみ捨て場が近いと便利です。
→例)ガレージに直接続く勝手口を設置
・駐車場から玄関が近い、スペースが狭く勝手口からゴミ捨て場への出入りがしづらい等があると、使用しなくなることも
→例)玄関からキッチンやパントリーへの動線が短い場合、勝手口が無くても〇!
キッチン以外の設置も考える
パントリーに設置
・水やお米など重いものを運ぶ時に便利
水回りに設置
・洗濯物を直接外の物干しに運べる
・泥遊びや部活帰りで砂まみれの子供、お散歩帰りのペットがお風呂場へ直行できる
勝手口は必要?
普段生活の中で、キッチンと外の出入りが多いご家庭や、駐車場から勝手口までの距離が近い、または玄関からキッチンが遠い場合などは勝手口が有効活用しやすいでしょう。
その一方、採光や通風のメリットは窓でも対応でき、防犯、寒さ、スペース、コスト問題も、窓にすれば軽減されるため、あえて勝手口をつけないといった選択もアリです。
勝手口が必要かどうかは、建物の立地条件や、各ご家庭のライフスタイルによって違う為、以上のことをご参考に、ご検討いただければと思います。
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