熊本で起きた地震と建物の調査を行ったチームが主催する研修へ行ってきました。
今回の研修は月1回、半日程度の研修が半年間続く予定です。
初回の研修のタイトルは「構造塾」でした。
この日は初日でしたが50~60人ほどの方が参加していました。
最近になって、熊本で起きた「地震と建物」の関係の調査が大分まとまってきたそうです。
建物の工法や、建築年数の新旧を問わずの調査です。
注目すべき点は全壊した建物の隣で、殆ど損傷を受けていない建物があることです。
全壊あるいは半壊した建物には多くの共通点があります。その一番大きな要因は「構造」にあります。
2✕4工法だから地震に強いとかよく言われますが、日本に於ける2✕4工法は北米で日常建てられている2✕4住宅とは明らかな違いがあります。
【1994年1月17日現地時間午前4時31分、ロスアンゼルスを直下型地震が襲いました。
マグニチュードは6.7、震源は14.6㎞ときわめて浅く、死者61名・入院1.467名がでました。
結果、電気、ガス水道、電話回線、道路などのライフラインが一部途絶えました。
私はその2週間ほど後に「サンタモニカ」の海岸通りを歩いていました。
実は地震の3ヶ月ほど前からアメリカの建材メーカーや工場の視察を予定しており、行くだけいってみようということになり5日間ほどアメリカに滞在したのです。一部通行止めやら壊れた建物が嫌でも目に入ってきます。
驚いたことは数千の建物を見て回ったのですが、見た範囲では損傷したコンクリートのビルはあっても壊滅した2✕4住宅は有りませんでした。
そういえば宿泊した5~6階建てのホテルも2✕4工法で造られていました】
熊本の地震でも壊れた「2✕4住宅」もあれば新築の「在来工法」の住宅もあります。
調査の結果が次々と報告され、損傷を受けた住宅では、
間取りのバランスや適切な資材の使い方、釘の長さや適度な打ち付けが出来ていないことが分かってきました。
信じられません。釘が短すぎて、資材がきちんと打ち付けられていないことがあるなんて。しかし実際にこういうことが行われているのは事実です。
2✕4工法に限っていえば日本流2✕4住宅は横揺れには弱いです。
同業者で「本物の輸入住宅」等と、看板や垂れ幕などで盛んにアピールしている住宅会社も見かけますが「本物の2✕4住宅」とはどういう物なのかを理解しているとは思えない造り方をしています。
まだ研修会は1回目ですが自社で25年間やってきたことの正当性が更に確認できました。
当社の建物にお住まいの方には益々「安全安心」に自信を持っていただける事を確信した研修会でした。
お金に「子供銀行」と書いてあれば笑い話で済みますが。偽物を巧みな言葉や宣伝で本物に見せかける住宅会社は犯罪です。
本物の2✕4住宅を造れる会社は日本に数社しか有りません。
他社で2✕4住宅を検討又は建築中の方でも構いません。
構造が分かる写真や図面など、参考になる資料でも持参してくだされば、無料診断いたします。また本物の2✕4住宅とはどういうものか説明もさせて戴きます。
今回は「命を守る住宅」のお話を少しさせて頂きました。。最後までおつきあいいただき有り難うございました。
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