こんにちは!板東です。
2024年4月25日(木) 今日は、三重県まで行ってきました。なぜかというと、4月17日・20日に続き、耐震・高気密高断熱、そして、健康で安全な100年越えの長寿命住宅の勉強のためです。
その会社は、『株式会社プロホーム・大台』さんです。 今や絶好調の住宅会社と聞いて、その秘密を探りに行ってきました。 最近、近所の住宅展示場に出展したところ、他メーカーと比べて一番高額なのにも関わらず、申し込みや来客が絶えなかったとのことです。
この会社は、弊社と同様の2Ⅹ4工法が主体の建築会社です。 会長と呼ばれていた方は、79歳の現役で、元左官職人さんです。現在は、月に一回程度、全国から来る職人さんや同業者に技術指導などを行っているそうです。 現在の社長は、その方の息子さんです。
かつて、お二人でスペイン他、海外を旅した折に発見してきた壁材料に改良を加え、日本では、「エスタコウォール」という商品名で販売されています。海外の100年・200年を経た景観の美しい建物には、この種の外壁材や内壁材が使用されています。この塗り壁を屋外と室内に塗布することにより、壁に通気が出来るのにも関わらず、水分は一切壁の中に浸透しません。 また、外壁が紫外線をはじき返すため、レンガのように熱くなりません。 さらに、一年を通して外気温の影響も少ないため、超省エネ住宅となり、嬉しいことに外部からの音も静かになります。 汚れについても、アルカリ性のため、7~8年に一度専用洗剤を軽く塗布する程度でいいので、ランニングコストも抜群です。
現在、国内で一番売れているという某住宅会社は、性能面で他メーカーと桁違いの数値を出していて群を抜いています。耐震等級3(1~3まであり、数値が高いほど地震に強い)・断熱等級7(1~7まであり、数値が高いほど省エネとなる)です。 ところが、この漆喰(塗り壁のこと)を効果的に使うことにより、ほとんど同じ数値が出せてしまいます。しかも、某住宅会社より低価格で健康に良く、100年越え住宅が造れてしまうのです。
弊社でも、長年技術には敏感に対応してきましたが、これからは、「100年住宅を目指して」ではなく、「100年越え住宅を目指して」をスローガンに積極的にこの工法を取り入れていこうと考えています。
※昨年より、正圧の家・負圧の家・木質系断熱の家などを、2025年問題(新たな建築基準法改正)に向 けて集中的に再度見聞きしてきましたが、この工法が一番自分の腑に落ちました。 世界における断熱等級は既に「6」です。日本でも、近年中には太陽光発電と断熱等級6が基準となるでしょう。