輸入住宅の色々な疑問


日本の気候は輸入住宅に適してない?

 

日本に於ける住宅の平均寿命はおよそ25年、ヨーロッパ諸国では100年以上です。

在来工法の歴史はおおよそ60年、2×4工法の歴史は200年以上です。

アメリカには昼と夜の温度差が60度以上になる場所や日本を遥かに凌ぐ高温多湿の場所があり、そこでも立派に2×4住宅は100年以上の雨風に耐えています。

本格的な工法によって造られる2×4住宅であれば、日本の気候風土、火災、天災、高温多湿などあらゆる面で工夫がされています。昨今では2×4工法なんて!といってきた在来工法が2×4工法化してきています。

 

 

輸入住宅って空気が乾燥するって本当?

空気が乾燥してしまうのは、暖房をしている部屋に、外部から必要とする新鮮な空気量が入らないことにより起きます。

本物の高気密住宅は「魔法瓶」のように完全に外部の空気を密閉した住宅ではなく、必要に応じて、外部の新鮮な空気を取り込めるようにした住宅です。

特に冬場でも24時間換気装置のスイッチは切らないように注意して下さい。

 

また、気密・断熱性を高めようと、隙間がないように、断熱材を外壁や床下・天井にたくさん詰めた住宅は、冬場に、空気は乾燥し息苦しくなり、夏場は暑いという住宅になってしまいます。

日本中の住宅展示場の一部には、夏場に行くとガンガン冷房をかけているモデルルームがあります。

これは、建物に熱エネルギーが外から入っても、室内の空気が適度に循環したり、入れ替わらないことを証明しているようなものです。

「冬場の空気乾燥」の問題と同様に、本当の高気密・高断熱を理解して工事している場合、この様なことは起こりませんご安心下さい。ウイングホームのお客様の中には、冷房を年に数回しか使わない方が大勢いらっしゃいます。

 

 

輸入住宅=全て輸入の材料?

在来住宅、輸入住宅といってもその違いは組み立て方やデザインに関する考え方の違いです。

昨今、在来工法で住宅を建てたとしても、そのほとんどは輸入材料が使われています。逆に輸入住宅の材料に国産材を使おうという運動も起きています。

 

要するに、「アメリカンスタイル」だからそのすべての材料をアメリカから輸入するということではなくて、その造り方や合理性、デザイン、機能(使いやすさ)、性能(安全性や耐久性)などを輸入することです。

 

 

輸入住宅は地震に耐えられる?~地震が多い日本だから心配~

在来工法は柱で建物を支えています。横揺れがあると柱がねじれるので、これを防ぐために柱と柱の間に×の形につっかえを入れます。このことを「筋交いを入れる」といいます。古い建物には筋交いの入っていないものが多く、大地震が来ると壊れてしまいます。

本物の2×4工法では建物全体を構造用合板と呼ばれる大きな板で囲うため、建物全体に筋交いが張りめぐらされ一体構造となるので、地震に対しては相当な耐久力があります。

 

しかし日本流2×4工法は各階ごとに造ってゆくので、例えば2階建ての場合5段重ねの箱のようになり、地震がくると各階ごとに、丁度「ダルマ落とし」に振動を与えると積み重ねられた胴体が、「ギザギザ」にずれてしまうようなものです。

 

単に2×4住宅といっても海外と日本ではデザインに対する考え方や耐久性がだいぶ違います。

 

 

輸入住宅に合うインテリア

輸入住宅だからといって、映画のワンシーンに出てくるようなデザインの家具を置かなければ似合わないと、いうことはありません。

インターネットが全盛の昨今、予算や好みで様々なインテリアも検索・購入も出来ます。

ウイングホームで家を建てられたお客様はネットで検索されたり、ホームセンターで照明を買ったりと色々な方がいらっしゃいました。そしてどれも素敵なものでした。

またヨーロッパなどでは最近、日本製の畳や時代物の家具を置くことが流行していたりします。

なので、洋風なものだけではなく、和風のインテリアを置くのもお勧めです。