ここで紹介している動画では、新築で輸入住宅を建てたい人が、後悔しないで、満足の家づくりをするための情報を公開しています。
木造住宅の寿命は?日本でも百年持つ?
今回は、家の寿命が百年持つかどうかという話をしています。
でもその前に前提として知っておいてほしいのが、モノの価値はどう決まっていくかという話です。これは住宅も同じことです。いつまでも価値を保つことができれば、寿命も長くなるわけです。家も同じです。
家が百年持つかどうかの前に、モノの価値はどう変わるか?の話
自動車がそうだったように、モノが出始めたときは「性能」が評価されます。
家でいうと、日本は世界的に文化レベルが高いはずなのに、本当につい最近まで、シックハウス、つまり家が病気じゃないかどうかっていうことをメーカーさんが宣伝してたんです。これは性能の話です。
相当、世界的に経済大国と言われながらも、住宅文化レベルは世界最低レベルなんじゃないかということに、私としては気が付いてほしいわけです。
自動車が走るか走らないかと言う国はもうほとんどないわけですね。つい数十年前までは、日本はそういう風に自動車を作ってました。
それが成熟するとどうなるかと言うと、性能が高いものが同じように作れるようになってくると、次は、使いやすいかどうか、っていうところに意向していきます。使いやすいかどうかは「機能」という言葉で表現します。
どんなものでも「性能」と「機能」がないものはないんですね。眼鏡でも腕時計でもスーツでも、この2つがないものはありません。
もう一つの要素は「デザイン」です。姿かたち、スタイルとも言い換えられるんですけども。この3つがモノの価値を決めていきます。
そういったものが全て成熟してくると、自動車で言えば、ついこの前まで、ひと昔前まで、三流だなんていわれていても、日本では評判良くなくても海外で評判がいいとかになってきます。急に巻き返してきたという会社が何社かありますけども。
こういった会社のほとんどが、性能や機能が同じレベルになってくると、「スタイル」なんですね。つまりスタイルいいものは受けて、この前まで三流と言われてきた自動車メーカーが、カーオブザイヤーとか賞を取ったりとかするわけです。つまり、デザインとは人間が最後に行きつくところなんです。
ところが、住宅で言うと、地震とか災害があると、それに見合うような性能が、また考えられるんですね。で、機能が考えられてデザインが考えられて、新しいものが出てくる。
住宅展示場に並ぶ家のデザインは2年3年で変わってしまう
住宅に関しては、流行歌のように2年3年で住宅展示場が変わるようなデザインていうのは海外にはないんです。
3年4年で住宅を建替えるっていうのは、「あの会社の住宅は3年4年しか持たない」と、見られてしまうんですね。
色を塗り替えたり、床を張り替えたり、家具を入れ替えたり、っていうのをやるだけ。そういうのをやっている最中には、分かるように家の前に旗を立てるんですね。
それを見ると外から、「リモデリングした」と、つまり型を変えていると分かるようになっています。このリモデリングをしていって家の価値が存続持続していくようになっています。
日本ではいまだに性能のことを今でもやっていて、「うちはボルトが何本はいっている」とか。そういうことを自慢しているのは、おそらく日本くらいです。
日本の住宅が百年持たない理由
住宅っていうのは、普通にしていれば、百年持つんです。
つい昨日見ていたんですが、大内宿というのがあります。会津のほうにある宿場町です。
江戸時代から続いています。でもそれは、特異な例ではなくて、ちゃんとして住んでいれば、普通の作り方をしていれば百年、寿命が持つんです。
でも、そんなに百年も寿命が持たないのは、どういうことかと言うと、性能や、使いやすさ(機能)の問題じゃなくて、スタイル、つまりデザインが隣近所と合わなくなってしまって自分の家ばっかり鼻についてしまうんです。
輸入住宅のパイオニア
株式会社ウイングホーム
代表取締役 板東敏男