失敗事例6
家は人生のうちで目的ではなく手段
「家なんて所詮ただの箱」という考え方をしている人は、
家を建てることを楽しもうとか、どんな暮らしをしたいとか、本当のこだわりが無いのです。
ものを買うな、価値を買え…こだわりを忘れない
相談をされにくる人の中には、住宅のことをよく勉強されていて自分のこだわりを一見しっかりもってる方がいます。
例えば、断熱や構造のことだったり、デザインのことだったりと様々です。
一見といったのは、そのような方であっても、あっちの展示場、こっちの住宅会社と回っている方が多いため、何度かお話させて頂いてるうちに、自分が本当は何にこだわっていたのかを忘れてしまう方が多いのです。
当初は「すごいな」「素晴らしいところに目をつけてるな」と思っていても、何週間後には、「おかげで良い会社が見つかりました」とお電話を頂き、内容を聞くと、当初とはかけ離れた「全然こだわりなんてない家」てなことが多いのです。
住宅展示場や住宅会社を回ることは悪いことではありません。
むしろ色々なものを見て勉強することは良いことです。
しかし、営業マンの話を聞いているうちに、「それは良いけどあれはダメ」「あれは良いけどそれはダメ」という風に、何を基準に考えていいのかわからなくなってしまいます。結果本当に自分のやりたいことが何だったのかを忘れてしまうのです。
住宅は一生のうちで大きな買い物であるということを勘違いして、価値観を持たず、自分というものを持たず、「商品」として家を買ってしまうと、その先の暮らしが想像出来ません。「家」をなんの為に取得して、何をしたいのかということをしっかり考えておかなければ「良い家」を手に入れることは出来ないのです。