新築を考えている方に是非知っていて欲しい輸入住宅の豆知識をご紹介いたします。
実際にお客様とお話させて頂いている中でよく聞かれる質問をご紹介させて頂きます。
輸入住宅を知らない人もこれから輸入住宅を考えている人も、新築考えている方に是非知っていて欲しい知識です
・質問1 「輸入住宅でよく聞く2×4(ツーバイフォー)住宅ってなんのこと?」
2×4住宅の2×4とは、主に壁を構成する材木の寸法の事で、その断面の寸法が2インチ×4インチであることからこう呼ばれています。
実際は階段や床下、屋根や天井など使う場所により、材木の寸法も変わります。
2×4~2×14などというように、2インチづつ増えたものをその場所により使い分けています。
2×4工法といってもいろいろなサイズの材木を使っています。
・質問2 「輸入住宅って材料の産地は全然違う国なのでは?」
最近は、国産住宅(在来住宅)で住宅を建ててもそのほとんどが輸入材料が使われています。逆に輸入住宅の材料に国産材を使おうという運動もおきています。
要するに「アメリカンスタイル」の住宅を建てるからと言ってすべての材料をアメリカから輸入するということではなく、その造り方や合理性、デザイン、機能、性能などを輸入するということです。
・質問3 「輸入品だと特殊な防腐剤や消毒剤を使用していて危険なのでは?」
現在、日本国内で建築に使用される材木や合板(ベニヤ板)は、全て日本のJAS(一般社団法人日本農林規格協会)の規定により安全性が認められたものを使用しているのでご安心下さい。
ただし、日本の業者が防腐・防蟻剤に毒性の強い薬剤を使うことがあるのでご注意下さい。
・質問4 「輸入住宅と国産住宅の違いってなんですか?」
日本に元々ある住宅というのは、第二次世界大戦後に焼け野原になってしまったときに、時間もコストもかかる従来の住宅造りではなく、金属部品を多く使い工期短縮とコスト削減の住宅が造られました。これが在来住宅と呼ばれるものです。また、日本の建築は世界最古の木造建築「法隆寺」の平安時代までさかのぼってもその原型は海外からもたらされたものです。
最近の輸入住宅とは、2×4住宅やログハウス、都心で多く見られるコンクリート住宅などがありますが、これらすべてがここ数十年のうちにその原型が日本に伝わってきたものです。
ここ数十年で在来工法も2×4工法化してきています。また材料についても大半は輸入部材に頼っているのが現状です。
長くなりましたが、海外のデザインや文化、風習合理差などを取り込んで造られたのが「輸入住宅」で、その輸入住宅を日本人のアイディアなどを取り込み独自に発展してきたものが「国産住宅」といえるのではないでしょうか。